2017年1月1日
いじめられっ子
やっと今日から好きなことが書ける。
漸く私は母親の監視から逃れた。
私はいじめられっ子だ。もちろん、父親や母親はそれを知らない。
私がいじめられ始めたのは、まだ、幼稚園にも行かぬ頃。
近所の同い年の男の子たち三人から、公園の砂場で突然悪口を言われた。
何を云われたのか憶えてないが、とにかく怖かったのを憶えている。
それからも、ずっといじめられてきた。
幼稚園の最初の日も、いきなり鞄を盗まれた。
ようやく幼稚園を卒園して、これでいじめからも解放されると思ったが、甘かった。入学式の日からスカートをめくられ上履きに落書きされた。
毎年、クラス替えがあるたびに、もういじめには遭いませんように、と祈ったが、駄目だった。
先生には相談できない。仕返しのことを考えるととても怖くて。
父親や母親にはもっと相談できない。わたしへの期待を裏切るような気がして、いじめられていますなんてとても口に出せない。
小学校もあと一年我慢すれば終わる。六年生を残すのみ。だからわたしはいま、猛勉強をしている。
中学は私立の、ずーっと遠くにある学校に通いたいと思っている。
わたしのことを知っている人がいないところへ通いたい。
父親や母親はわたしの本心を知らずに、わたしが熱心に勉強するのを喜んでみている。
もう少しの辛抱だ。中学生になるまでの辛抱。
Posted by Mizuki at 07:05
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