【主な登場人物】
七百年前、魔王ブラック・デモンの魂を封印した伝説の勇者、その末裔。今般、魔王の復活を受けてその討伐に立ち上がった。勇者と称されるに相応しい正義感の強い一本気な性格。年齢的には中年にさしかかろうという頃合い。
魔法使い七百年前、魔王を封印した一行の一員であった魔法使い、その末裔。まだ十代の半ばを過ぎたばかりの女性。辛いことから逃げ出してしまいがちな性格。ささいなことで泣き出したりする。(03から登場)
吟遊詩人七百年前、勇者と共に魔王を封印した吟遊詩人、その末裔。日々の生活にも不自由するような困窮に喘いでいた頃に勇者の末裔と出会い、渡りに船とばかりに旅に参加した。草臥れた中年であるが、吟遊詩人としての能力は保持している。(04から登場)
神父どこからともなく現れ、そのまま勇者の旅に参加した神父。他の面々よりも各種の能力が遥かに高く、これまでに相当な研鑽を積んでいることが想像される。果たして彼は何処から来たのか……。(05から登場)
勇者の娘勇者の末裔の娘。母親や祖父母から半ば厄介払いされるような形で、勇者の旅に同行している。足手まといになるかと思いきや、思わぬ活躍を様々に見せて旅を前進させている。
悪の魔王ブラック・デモンの魂を封印し、世界の平和を回復させた伝説の勇者。凱旋の直後、先代王の後を継いで国王となった。出世欲が強く、また、それを隠すことなく振る舞う為に何某かの軋轢に嘖まれていることが多い。(03から登場)
魔法使い勇者と共に魔王の魂を封印した。若い女性であるが勇者を良くサポートし、実質的なリーダーの位置を占めていた。魔王封印の後は王城に留まり大臣として辣腕を振るう。(03から登場)
吟遊詩人勇者と共に魔王の魂を封印した。まだ小供といっていい年齢であるがその伎倆は素晴らしく、旅を円滑に勧めるについて大きな役割を果たした。独立心も旺盛で、魔王封印の後には王城に留まらず一介の詩人として過ごした。(03から登場)
神父勇者と共に魔王の魂を封印した。一行の最年長で、その落ち着き払った沈着な物腰で精神的な支柱として存在した。魔王封印の後には王城を離れ、故郷の街で一介の神父として過ごしていた、のだが……。(03から登場)
姫様先代王の娘。自らの父の後を継いで新王となった勇者と婚姻を結び、王妃となって政にあたるようになる。しかし、王妃に落ち着くまでには紆余曲折があった。(05から登場)
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